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僕の入院していた病室はなかなかの環境であった。
まず、病棟で一番はしっこの部屋だったので、とにかくトイレが遠かった。
UC患者は急激にトイレに行きたくなる。
トイレまでの距離が長いと、その道のりは決死行となるのだ。
トイレにたどり着くまでに2回は強烈な「波」が襲ってくる。
「はうううっ」直立状態でおケツを締め、波が去るのをガマンする、かなり情けない。
また、そーゆー時に限ってタイミング悪く看護婦さんとかが通りかかったりして「大丈夫?なんかツラそうやで?」など優しい声をかけてくれるのだが、まさか「ンコもれそ」などとは恥ずかしくて言えない。
ついつい「あ゛、う゛ん゛、元気゜元気゜」なんて脂汗を垂らしながら答えてしまったりする、あい変わらず損な性格だよ。
あと何がツライかって「一番はしっこ」の部屋は強烈に寒いのだ。
三方何も無い上に、よりによって北向きの病室なので昼間でもなんだか寒い。
結構オンボロの病棟だったのでスキマ風入ってくるは、暖房は効かないは、最悪だ。
そして何より過酷だったのは「同室のSさんのイビキ」であった。
「隣の部屋でもうるさい」「トイレまで聞こえた」など、それはそれは凄まじい破壊力で、阪神高速43号線の騒音訴訟もマッ青だ。
しかも、また、Sさんは良く寝るんだコレが。
消灯前から朝ご飯までキッチリ寝たうえに、昼も2-3時間はお昼寝している。
もちろんイビキ付きで・・・。
まぁ別にワザとやってるイヤガラセのわけでも無いし、Sさん自体もイイ人なので仕方ないんだけどね、はぁ。
とりあえずイヤウィスパー(耳栓)を買って来て耐え忍ぶことにした。
耳栓は入院必需品だ。
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