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何も無ければ、オペから4日ぐらいで早くも流動食が始まる。
「えっ!うそっ?そんなに早くから食べてもいいの!?」かれこれ1月半は絶食してたのでオドロキであった。
おも湯みたいなオカユ、ニンジンかトマトか判らない赤いペースト、ホウレン草かもしれない緑のペースト、鳥肉か魚か判らない細かくなったモノ、ジュース等が出てきた。
久々のゴハンなので味覚が慣れていないのか「なんだか判らない」。
しかし非常にうまかった、「あぁー切って良かったなぁー」とゴハン粒すら無いオカユを噛みしめながら思った。
翌日にはもう3分粥にランクアップする。
オカユが少しマシになりペースト状のモノから形のあるモノに変わる。
イチョウ切りのニンジンに「カタマリ喰ってもエエんやぁ!」目の幅で涙を流す程に感動した。
さて、そこまでは良かった、そこまでは…。
問題はデザートに出てきた「リンゴ」であった。
なんと「皮剥いて半分に切って芯を取っただけ」そのまんまのリンゴなのだ。
「むむぅっ!コレはなんぼなんでもアカンやろ?!食べたらヤバイんちゃうん?!」
「ははーん!さては俺を試しとるな?退院して無茶喰いするか試してるんや!?」
「食べるべきか、食べざるべきか、それが問題だ。」
悩んだ挙句、結局は用心して半分だけリンゴを食べた、もちろん良く噛んで。
疑心暗鬼になる程シアワセであった。
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