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97年の初日の出は兵庫医大で迎えることとなってしまった。
外泊できるような軽い症状の患者はみんな家に帰っているし病院自体も休みなので静かなものだ。
テレビが無いので紅白や正月特番が見れないので、あまり正月って気分がしない。
しいて言えばウチダが持ってきたシメナワ(自動車用)がベットの名札の所に付けられている事ぐらいか。(K先生には非常に受けていたが・・・)
とりあえず「明けましてオメデトウ」同室の人と補助婦のおばちゃんと看護婦さんに年始廻りをしてみる。
「看護婦さんも正月から大変やなぁ」「まぁどうせ正月明けてからゆっくり休み取る方が人出とか少なくていいし、正月の病院っていうのもいつもと違ってていいよ。」
ホントにご苦労様です。
自販機までジュースを買いに行ったが出会う人はみんな「おめでとさん」と気軽に気持ちよく挨拶を交してくれる。
まぁ、「残っている人が少ないから」っていうのも有るんだろうけど「お互い大変ですなぁ」という妙な共有感がある為かもしれない。
病院のご飯には全く期待していなかったのだが、予想を反してゴチソウが出てきた。
なにより器からしていつもと違う、今までの食事では見た事ない大皿1枚で出てくるのだ。
大きな魚が1匹(鯛かどうかは不明)乗っていて、他にも百合根や黒豆などの正月料理も色々ついている、もちろん雑煮も一緒に出てきた。
「えっうそ!?めっちゃ豪華やんっ!!やるなぁ給食部!!」
さっそく雑煮を喰っていると向かいのイシカワ君が「ええなぁヤナイさんの常食豪華で」とボヤいている。
彼はオペ後6日ぐらいだったのでまだ常食になっておらず「お粥と味噌汁だけ」なのだ。
お碗を明けたイシカワ君が「ヤナイさん、やったー!俺の味噌汁にも餅が入ってる!すげぇ!!」と喜んでいる。
が、しかし「うわぁ!良く見たらコレ卵やぁ!!」・・・・・。
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