第54話「スーパーDr.K」

9西には一癖ある患者もいるが、一癖も二癖もある医者だっている。
K先生はそーゆードクターだ。

いつも香水をプンプンさせていて女部屋によく出没する。
なんか眼鏡も男の人にしては装飾されてたり、聴診器も金ピカだったりする。
別にセクハラするワケではないが、なんだか「イヤラシイ」感じがする。
色で言えば金と紫とピンク?
ホストとかすれば人気出そうなムーディーなナイスミドル(?)だ。

たまに男部屋にもやってきて「演説」していく。
話はわりと下ネタが多い。
「シブリ腹とか下血とか骨粗しょう症とかしとったらオネェちゃんとナニする時に困るやろ」
「はよ元気になってウレシイ事したいやん」
「な、だからオペやっとかアカンねん」
今日もトークは大爆発だ。

K先生は医者にしては俗っぽい人なので人気は高い。
昔ヤクザの親分が入院した時もK先生の言う事は聞いたそうだ。
あの年代の大物はナゼにああまで圧倒的なのだろう、自分が50になった時にあそこまで行けるかというと、ちょっとムリだ。

しかしK先生は本当はスゴイ先生だ。
外科の腕前はピカイチで粘膜除去の難しいオペも彼あってのものだ。
日本はもとより世界的に観てもオペの権威で、UCのオペの確立にも貢献している。
オペ済みUCの術後人生のQOLは彼の腕のお陰であると言える。
と、まぁここまで誉めておけば許してもらえるだろう・・・・・。